基本演習 サンプルプログラムを利用して簡単な演習
【演習1】 LEDと振動モーターを動作させてみる
1 Arduinoのメニュー File>Examples>1.Basics から「Blink」のサンプルプログラムを開く(d13番のLEDが点滅するプログラムです)
2 setup()関数のプログラムを探して確認する
pinMode(13, OUTPUT);
pinMode()を使って、LED_BUILTIN(定数13)を、出力モードで初期化します。デジタルピンは入力と出力に使うことができ、どちらのモードで使うかを指定する必要があります。LED_BUILTIN(Arduino Unoの場合は13番ピン)にはLEDが接続されています
3 d9番も 出力モードで初期化するようプログラムを追加する(1行コピーして,ペーストし,「13」を「9」に書き換える)。
4 loop()関数のプログラムを探して確認する
digitalWrite(13, HIGH)
digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH)で、LED_BUILTINをHIGH(LED点灯)にし、delay(1000)で、1000ミリ秒(=1秒)待ちます。次に、digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW)で、LED_BUILTINをLOW(LED消灯)にし、1000ミリ秒待ちます。
loop()自身は、無限に実行されるので、LEDは1秒点灯後1秒消灯を繰り返します。
5 d9番を使用してLEDと振動モーターが動作するように,プログラムを追加する
digitalWrite(13, HIGH)
; の行をコピーして,ペーストし,「13」を「9」に書き換える。
digitalWrite(13, LOW); の行をコピーして,ペーストし,「13」を「9」に書き換える。
6 振動モーターの2本の配線を,d9とGND(水色ラインの接続点)に接続する(極性なし,どちらをつないでも良い)
7 同じ接続点(穴)に,極性に注意してLEDを(モーターの配線が抜けないように)上から差込む(LEDの足の長い方が+側。d9に接続する)
8 「右向き△」ボタンを押してプログラムをコンパイルし,「右向き→」ボタンを押してプログラムをアップロードする。
【演習2】 入力(スイッチ)を動作させてみる
1 File>Examples>2.Digital から「Button」のサンプルプログラムを開く
2 d9番を 出力モードで初期化するようプログラムを変更する
const int buttonPin = 2; の「2」を「9」に変更する(「2」を「9」に変更すれば,d9番を 出力モードで初期化できることを,setup()関数のプログラムを探して確認する
)。
3 d9番に何か(演習1のモーターなど)接続されていたら,全て取り除きておきます。
4 「右向き△」ボタンを押してプログラムをコンパイルし,「右向き→」ボタンを押してプログラムをアップロードする。
5 ジャンパー線(導線)を使って, d9番と+5Vの(電源供給)接続点(赤色ラインの接続点)とを接続するとLEDが点灯する。また,ジャンパー線を取り除くとLEDが消灯する<ジャンパー線の接続・除去がスイッチの代用になっている。スイッチを使うことももちろんできる>
【演習3】スピーカーを動作させてみる
1 File>Examples>2.Digital から「toneMelody」のサンプルプログラムを開く
2 d9番にスピーカーを接続して演奏するようにプログラムを変更する
setup()関数のプログラム中の,tone(8, melody[thisNote],noteDuration);とnoTone(8);の2箇所の「8」を「9」に書き換える
3
d9番に何か(演習1のモーターなど)接続されていたら,全て取り除きておきます。
4 スピーカーの2本の配線を,d9とGND(水色ラインの接続点)に接続する(極性なし,どちらをつないでも良い)
5 「右向き△」ボタンを押してプログラムをコンパイルし,「右向き→」ボタンを押してプログラムをアップロードする。
6 リセットボタンを押して再演奏するように,d7端子につながっているジャンパー線を外す(
d7端子がGNDとつながっていない場合は,リセットボタンで内臓プログラムが再指導するようにマイコンが再起動します
)
7
リセットボタンを押せば,最初から演奏が始まります
8 演習が終わったら,
d7端子をGND
(水色ラインの接続点)に接続しておく(
d7端子がGNDとつながっている場合は,リセットボタンでプログラムのアップロード待ち状態でマイコンが再起動します
)